ズーム、ファイブ9を買収へ

Source: GlobeNewswire
ズーム、ファイブ9を買収へ

カリフォルニア州サンノゼおよびサンラモン発, July 21, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (Zoom Video Communications, Inc.、NASDAQ:ZM) は本日、インテリジェントなクラウド・コンタクト・センターの大手プロバイダーであるファイブ9 (Five9, Inc.、NASDAQ:FIVN) 買収の最終契約を締結したと発表した。約147億ドル (約1兆6,170億円) 相当の全額株式交換による取引となる。ファイブ9のコンタクト・センター・アズ・ア・サービス (以下「CCaaS」) ソリューションとズームの各種通信プラットフォームが組み合わせられることで、多くの企業は顧客とのつながりを変革して、将来に対応するカスタマー・エンゲージメント・プラットフォームを構築することができる。

この買収により、企業顧客に対するズームのプレゼンスが向上し、240億ドル (約2兆6,400億円) 規模のコンタクト・センター市場が追加されるため、長期的な成長機会が加速すると期待される。ファイブ9は、クラウドベースのコンタクト・センター・ソフトウェアのパイオニアである。拡張性と安全性に優れたクラウド・コンタクト・センターは、使いやすい包括的なアプリケーション・スイートを提供し、多くのチャネルで顧客とのやり取りを管理し、最適化できる。

ズームCEO兼設立者のエリック・S・ユアン (Eric S. Yuan) は次のように述べている。「当社は、プラットフォームを強化する方法を常に探求しています。ファイブ9と手を結ぶことも自然な成り行きでした。今回の件は、お客様にさらなる満足感と価値をもたらすことでしょう。ズームは、堅牢で信頼性の高い通信技術を通じて、高い共感と信頼性を構築する相互作用を実現するという信念を基盤としています。特に、カスタマー・エンゲージメントではそれが重要です。企業は、顧客とのコミュニケーションに主にコンタクト・センターを利用しています。今回の買収により、業界をリードするカスタマー・エンゲージメント・プラットフォームが構築され、事業規模に関わらず、企業が顧客とつながる方法が再定義されると確信しています。私たちはファイブ9チームとの提携を嬉しく思っており、ズーム・ファミリーに迎えるのを楽しみにしています。」

ファイブ9 CEOのローワン・トロロープ (Rowan Trollope) は次のように述べている。「企業はコンタクト・センターに毎年多大なリソースを費やしていますが、顧客にシームレスな体験をなかなか提供できていません。ファイブ9は、企業の問題解決を簡素化し、より有意義で効率よく顧客と関わることができるようにすることを使命としてきました。ズームと提携することで、ファイブ9のビジネス顧客は、Zoom Phoneを筆頭とする最高のソリューションにアクセスできるため、より多くの価値を実現し、ビジネスに真の成果をもたらすことができるようになります。ズームの持ち味である「使いやすさ」と広範な通信ポートフォリオを組み合わせることで、お客様の好みのチャネルを介してエンゲージメントを高めることができるでしょう。」

ズームのファイブ9買収は、人気上昇中のZoom Phoneの追い風になると見られる。Zoom Phoneは、従来の電話サービスに代わるデジタルサービスを提供する最新のクラウド電話システムで、企業は新しい便利な方法で接続して、やり取りし、事業を推進することができる。

2社の製品が組み合わせられることで、それぞれの顧客ベースに多大なクロスセル機会が訪れる。買収の結果、ズームはデジタルの未来を牽引し、企業と顧客をより密接につなぐという従来以上に大きな役割を担うことになる。

取引終了後、ファイブ9はズームの1事業部門となる。ローワン・トロロープはズーム社長に就任する一方、ファイブ9 CEOも兼任し、エリック・ユアン直属となる。

提案された取引の詳細
本契約の一環として、ファイブ9株主は、ファイブ9 1株につきズーム・ビデオ・コミュニケーションズのクラスA普通株式0.5533株を受け取る。2021年7月16日現在のズームのクラスA普通株式株価の終値を基準とすると、ファイブ9普通株式は1株あたり200.28ドル (約22,031円) となり、取引総額は約147億ドル (約1兆6,170億円) と見込まれる。

ズームおよびファイブ9の取締役会は、すでに取引を承認している。ファイブ9取締役会は、ファイブ9株主が取引を承認し、合併契約を採択するよう推奨している。この取引は2022年上半期に成立する予定であるが、ファイブ9株主の承認、規制当局の承認、その他の慣例的な成立条件を満たすことが条件となる。

買収の条件に関する詳細と情報は、ズームおよびファイブ9が証券取引委員会 (Securities and Exchange Commission) に提出する最新報告書のForm 8-Kに記載される。

アドバイザー
今回の募集では、ゴールドマン・サックス (Goldman Sachs & Co.LLC)がズームの専任財務顧問を務め、クーリー (Cooley LLP) が法律顧問を務めている。ファイブ9については、カタリスト・パートナーズ (Qatalyst Partners) が専任財務顧問を務め、レイサム・アンド・ワトキンス (Latham and Watkins LLP) が法律顧問を務めている。

取引に関する電話会議情報
ズームとファイブ9は、2021年7月19日 (月) 午前5:30 (太平洋標準時)/午前8:30 (東部標準時) に投資家向けのズーム・ビデオ・ウェビナーを開催する。投資家は以下のウェブサイトにアクセスして、ズーム・ビデオ・ウェビナーに参加されたい: https://investors.zoom.us/。電話会議終了直後より、録音を再生することができる。

ズームについて
ズーム (Zoom) は常にユーザーを念頭においている。ズームは、アイデアの表現、人とのつながり、無限の想像力による未来の構築を支援する。同社のスムーズなコミュニケーションプラットフォームは、ビデオを基盤に始動した唯一のプラットフォームで、イノベーションの標準を打ち立ててきた。そのため、個人、小規模企業、大企業から、直感的で拡張性に優れた安全な選択肢として利用されている。2011年に設立されたズームは、上場企業 (NASDAQ: ZM) であり、本社はカリフォルニア州サンノゼにある。詳しくは、zoom.comを閲覧するか、Twitterで@zoomをフォローされたい。

ファイブ9について
ファイブ9 (Five9) は、業界をリードするクラウド・コンタクト・センター・ソリューションのプロバイダーである。世界中の2,000社以上の顧客にクラウド・イノベーションのパワーをもたらし、年間数十億件ものカスタマー・エンゲージメントを促進している。ファイブ9のインテリジェント・クラウド・コンタクト・センターは、デジタル・エンゲージメント、分析、ワークフローの自動化、人員の最適化、実用的なAIを提供して、顧客のカスタマー・エクスペリエンス再考を支援している。高い信頼性、安全性、コンプライアンス性、拡張性を実現するよう設計されたファイブ9プラットフォームは、代理店と管理者の生産性向上を促す。コンタクト・センターと事業を結びつけると、収益の増加や顧客の信頼とロイヤルティの向上など、最終的に顕著な事業成果が達成される。

将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、ズーム、ファイブ9、ズームによるファイブ9買収に関連して、将来の見通しに関する情報が含まれている。これらの情報には、重大なリスク、不確実性、仮定が伴い、本記述に明示または暗示されているものと実際の結果が大きく異なる原因となり得る。本プレスリリースの将来の見通しに関する記述には、特に、ズーム、ファイブ9、それらの顧客に対する提案された取引の潜在的なメリット、経営統合に対するズームの計画、目的、期待および意図、ズームにとってのコンタクト・センター機会の規模、財務状況、ズームまたはファイブ9の経営および事業成果、提案された取引の予想される成立タイミングに関する記述が含まれる。

リスクと不確実性には、特に、提案された取引をタイムリーに完了するズームの能力、またはまったく完了できない可能性、ファイブ9の事業と人員をうまく統合するズームの能力に関連するリスクが含まれる。さらに、以下に関連するリスクも含まれる: 取引の完了後にファイブ9の事業に関する計画、予測、その他の期待を実行し、期待されるシナジーを実現するズームの能力。提案された取引の完了に先立つ条件の充足。特に米国などの地域の規制状況を鑑みて条件に対する規制承認をタイムリーに確保するズームの能力、またはまったく確保できない可能性。提案された取引から期待されるメリットを実現する能力 (提案された取引から期待されるメリットが実現されない、または予定の期間内に実現されない可能性も含む)。取引の混乱により事業関係と業務関係の維持が困難になる可能性。ズームのクラスA普通株式の市価またはズームの業績により提案された取引の発表または終了に生じる悪影響。多額の取引費用や不明の負債によるズームの業績への影響。提案された取引に関連する訴訟や規制措置のリスク。経営陣の時間やズームのリソースに対する負担。取引に対する規制当局または政府の同意や承認を得るために発生したその他の費用。競合するファイブ9買収が提案される可能性。ズームとファイブ9の取引関係、業績、および業務全般に対する取引の発表または中断による影響。新型コロナウイルスと関連する公衆衛生対策によるズームおよびファイブ9の事業や経済状況全般に対する影響。地政学的事象による影響。不測のダウンタイムを回避し、セキュリティ侵害を防ぎ、検出し、修復するために必要なリソースやコストなど、ズームのサービス実績およびセキュリティ。収益の減少、コストの増加、賠償請求、ズームの評判や競争上の地位の低下をもたらすおそれのあるサイバー攻撃やセキュリティの脆弱性。ズームが適切な運用インフラストラクチャを維持できない場合の、ズームのオンラインサービスの大規模な停止や混乱。市場の新規参入者、競争環境の変化、競争の激化などの競争要因。ズームの製品およびサービスに対する顧客需要。ズームおよびファイブ9が有能な人材を惹きつけ、取り込み、保持する能力。ズームの知的財産権を保護し、自社のブランドを開発する能力。新しいサービスや製品機能を開発するズームの能力。ズームの業績とキャッシュフロー。ズームの補完的な事業、ジョイントベンチャー、サービス、テクノロジー、知的財産権の戦略的取得または投資に対するこの取引の影響。税金やその他の法規制、料金、政策の変更。新しい会計基準の影響。

上記のリスクおよび提案された取引に関連するその他のリスクは、提案された取引に関連してSECに提出されるForm S-4登録届出書、委任状説明書/目論見書に記載される。本プレスリリースに示される要因、ならびにForm S-4登録届出書に記載される要因は代表的なものとみなされ、潜在的なリスクや不確実性すべてが完全に記載されているとみなされるべきではない。実際の結果が将来の見通しに関する記述に示されるものと大きく異なる可能性のあるその他の要因に関する追加情報は、ズームおよびファイブ9の直近の提出書類 (四半期報告書のForm 10-Qおよび年次報告書のForm 10-K) で特定されるリスク要因など、ズームおよびファイブ9の定期報告書およびSECへのその他の提出書類を参照されたい。

本プレスリリースに記載される将来見通しに関する記述は、発行日時点の見解を示している。法律で求められる場合を除き、ズームはこれらの将来見通しに関する記述を更新する義務を負わず、更新する意図はない。

追加情報と関連書類

今回提案された合併に関連して、ズームはForm S-4登録届出書をSECに提出する予定である。これには、ズームの目論見書およびファイブ9の委任状説明書の役割を果たす文書も含まれる。登録届出書がSECにより承諾されると、委任状説明書/目論見書がファイブ9株主に送付される。議決権行使や投資を判断する前に、ズームおよびファイブ9の証券保有者には、委任状説明書/目論見書 (修正および補足事項など) およびSECに提出する合併関連書類 (提出後に入手可能) に目を通すことを強く推奨する。これらの書類には、提案された合併に関する重要な情報が記載されている。投資家および証券保有者は、委任状説明書/目論見書 (入手可能になった時点で) およびズームおよびファイブ9がSECに提出したその他の書類を無料で入手できる。提出書類はSECウェブサイトに保持されている (http://www.sec.gov)。ズームがSECに提出した書類のコピーは、ズームのウェブサイト (https://investors.Zoom.us/) の投資家向け情報の見出しのあるセクションのSECのファイルから無料で入手できる。ファイブ9がSECに提出した書類のコピーは、ファイブ9のウェブサイト (https://investors.five9.com/) の投資家向け情報の見出しのあるセクションの財務と提出書類から無料で入手できる。

委任状勧誘の参加者

ズームとファイブ9、およびそれらの取締役および執行役員は、提案された取引に関連して委任状勧誘の参加者とみなされることがある。ズームの取締役および執行役員に関する情報は、2021年3月18日にSECに提出された、2021年1月31日に終了した年度のForm 10-Kに記載されている。また、2021年5月5日にSECに提出されたズームの2021年年次株主総会の委任状説明書にも記載がある。ファイブ9の取締役および執行役員に関する情報は、2021年3月1日にSECに提出された、2020年12月31日に終了した年度のForm 10-Kに記載されている。また、2021年3月29日にSECに提出されたファイブ9の2021年年次株主総会の委任状説明書にも記載がある。株主は、提案された合併に関してSECに提出される登録届出書、委任状説明書/目論見書、その他の関連文書が入手可能になってから、各書類に目を通すと、このような委任状勧誘の参加者の利益に関して追加情報を得ることができる。委任状説明書/目論見書が入手可能になった時点で、議決権行使や投資判断を行う前に、投資家は目を通しておくことを推奨する。

申込みや勧誘の排除

本プレスリリースは、売り出しの申込みまたは買い付け申込みの勧誘、または議決権の行使や承認の勧誘を構成するものではなく、管轄区の証券法に基づく登録または資格取得前に、当該申込み、勧誘または販売活動が違法となるような管轄区における有価証券の販売を行うものではない。1933年証券法第10条 (改正) の要求事項を満たす目論見書を除き、有価証券を募集することはできない。

ズーム広報担当者
コリーン・ロドリゲス (Colleen Rodriguez)
グローバル広報担当リーダー
press@zoom.us

ズームの投資家向け問い合わせ先
トム・マッカラム (Tom McCallum)
IR責任者
investors@zoom.us

ファイブ9広報担当者
アリソン・ウィルソン (Allison Wilson)
352-502-9539
allison.wilson@five9.com

ファイブ9の投資家向け問い合わせ先
バリー・ズウォーレンスタイン (Barry Zwarenstein)
最高財務責任者
925-201-2000 (内線)5959
ir@five9.com

ブルーシャート・グループ (ファイブ9担当) (Blueshirt Group for Five9, Inc.)
リサ・ラウカネン (Lisa Laukkanen)
415-217-4967
lisa@blueshirtgroup.com